【最強のスマドラ】N-アセチルチロシンを3ヶ月間飲んでみた感想とその効果

はじめにN-アセチルチロシンの3つの特徴

 やる気が激烈に出るサプリと評価が極めて高い

 チロシンのパワーアップバージョン。体内で吸収されやすく(アセチル化)したもの

 即効性があり、はっきりとした効果が実感できる神サプリ

 

アセチルチロシンとは?

最も有名なスマドラのうちの一つに「チロシン」がありますが、N-アセチルチロシン(以下、アセチルチロシン)はそのチロシンを「アセチル化」したものです。アセチル化とは「有機化合物中にアセチル基が導入されること」とwikipediaにあります。うーん、難しくてよくわかりませんね。サプリメントにおけるアセチル化は「体内に吸収されやすくしたもの」つまりは「パワーアップしたもの」と考えて差し支えないでしょう。

アセチルチロシンを飲むと「やる気が出る」のは、脳内物質ドーパミンの原材料であるからです。ドーパミンはまさに私たちの意欲や喜びの原動力です。

さらに、ドーパミンはアドレナリン、ノルアドレナリンへと変化します。特に思考や感情面に影響を及ぼすノルアドレナリンは意欲や学習能力に関わってくるものであり、分泌が少なすぎるとうつ病の一因となります。

 

アセチルチロシンの効果

やる気や意欲を向上させる

前述の通り、チロシンは脳内でドーパミンへと変化して私たちに楽観的な思考をもたらし、行動を促します。

人にはそもそもドーパミン分泌量の多い人と比較的少ない人がいますが、ドーパミン分泌量が多い人は楽観的に考えるのでリスクを好む傾向にあります。例えば、バブルを誘発するのはドーパミン分泌量の多い投資家が市場を楽観的に考えてどんどん買い増しするからであり、外向的な人はドーパミン分泌量が多い傾向にあるので初対面の人にも臆することなく話しかけて仲良くなることができます。

もちろん、アセチルチロシンの摂取によっていきなり株に大金を突っ込むなどリスク嗜好的になるわけではありませんので、安心してください。無気力状態に陥ってしまった際などに、アセチルチロシンによってドーパミン分泌を促進して前向きさや楽観、行動力を底上げすることはプラスに働くはずです。

学習能力の向上

ドーパミンの強化学習

「ドーパミンの強化学習」と言われる学習効果があります。簡単に言えば「褒めて伸ばす」ということです。人(を含めた動物)にはドーパミンが放出される直前の行動を繰り返すという習性があるので、例えば、勉強していることを褒められることが喜びとなってドーパミンが放出、もっと褒められるためにさらに勉強をするようになるということです。

この「強化学習」を上手に生活に取り入れれば習慣化が容易に可能になります。仕事を終わらせてToDoリストを消すこともドーパミン放出のきっかけになります。この「強化学習」が機能するためにはドーパミンが正常に分泌されていることが条件となります。

ノルアドレナリンの効果

また、ドーパミンが変化して生成されるノルアドレナリンは長期記憶を形成する際に必要になる物質であることが知られています。ノルアドレナリンは主に緊張状態に放出される物質です。例えば、嘘がバレそうな時などの何か危機的状況に陥った際、頭がいつも以上にフル回転したという経験があると思います。それはノルアドレナリンの効果です。

ノルアドレナリンが普段からきちんと分泌されていることによって「集中力」「判断力」「記憶力」「やる気」が正常に保たれ、ここぞという時にも力を発揮することができるのです。

抗ストレス作用

人体がストレスにさらされると脳内ではそれに抵抗するために様々な物質が放出されます。アセチルチロシンが原材料となるドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン(3つ合わせて「カテコールアミン」と呼ぶ)も例外ではありません。

激烈で長期的なストレスを受け続けた場合、それらカテコールアミンが底をついてしまうことにもなりかねません。それはストレスからの敗北を意味します。ストレスによって体調が悪くなったり、朝に起きれなくなったり、やる気がなくなったりしてしまうのはそういったメカニズムによるものです。

ストレスへの抵抗力を高めるための方法として、脳内物質の原材料を摂取することが挙げられます。それがストレスと戦う原動力になります。ストレスにさらされ続けている人にとってアセチルチロシンは非常に有効です。

抗うつ作用

うつ病の原因として最も有名なものに「セロトニン不足」が挙げられますが、「ノルアドレナリン不足」もうつ病の一因となることはあまり知られていないように思います。「仕事をしなくてはならないのにできない」「出勤しなければならないのにできない」という状況は、差し迫った状況で多く分泌されるノルアドレナリンが正常に分泌されていないことを示すものであると考えることができます。

抗うつ薬の中にはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)というものがあります。これは脳内のセロトニンとノルアドレナリンを「減らさない」ようにすることでうつ病の克服を目指すものです。

本稿で示してきている通り、アセチルチロシンはノルアドレナリンの原料でありスムーズに変化するものであるので、ノルアドレナリンを「増やす」というSNRIとは違ったアプローチでうつ症状の予防や克服に貢献するものです。

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アセチルチロシンに副作用はある?

アセチルチロシンやチロシンはスマドラの中では人気の部類に入るために使用例が多く、それだけに副作用も幾つか報告されています。

高血圧の人は注意が必要

セロトニンという脳内物質はリラックス効果があるのに対し、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンは私たちを興奮状態に導く作用があります。従って、血圧を高めることに繋がりますので、高血圧の人はアセチルチロシンの摂取には慎重になったほうがいいと思われます。

甲状腺機能亢進症の原因になり得る

アセチルチロシンの過剰摂取は甲状腺機能亢進症の原因になることがわかっています。甲状腺ホルモンを過剰分泌してしまう病気です。甲状腺機能亢進症を原因とする病気の一つにバセドウ病があります。

シミ・そばかすの原因になり得る

メラニン色素はチロシンが化学変化を起こして生成されるものです。従って、アセチルチロシンは白髪予防にも効果があるとされますが、過剰摂取はシミやそばかすの原因にもなり得ます。

怒りっぽくなる

先述の通り、アセチルチロシンは興奮性の脳内物質を分泌する作用があるので、活動的になる一方で怒りっぽくなってしまうという副作用が比較的多く報告されています。個人差はあると思われ、私は摂取しても怒りっぽくなることはなかったのですが、念頭に置いておくに越したことはないでしょう。

この怒りっぽくなる効果を相殺するために「ロディオラ・ロゼア」や「コリン」などの鎮静性のサプリメントと併用することは非常に有用ですし、そのようにしている人は多いと感じます。

 

アセチルチロシンの基準摂取量

350mg〜1500mgの範囲で摂取することが望ましいとされます。サプリメントに示されている容量を守れば問題ないでしょう。まずは少量から始めてみるのが良いと思います。

 

アセチルチロシンが含まれる食べ物

チロシンは非常に一般的でありふれたアミノ酸です。最も有名なのが、たけのこ水煮の白い物質で、それはチロシンが結晶化したものです。チロシンは体内でも合成できることから非必須アミノ酸に分類されています。

但し、アセチル化したチロシンは食品には含まれておらず、チロシンのスマドラとしての効果を期待するならサプリメントで摂取するのが一般的です。

 

アセチルチロシンを飲むタイミング

アセチルチロシン等のアミノ酸サプリメントは空腹時に飲むことが推奨されています。食前や食後に飲んでしまうと、食品中に含まれるアミノ酸と競合してしまい効果が半減してしまうからです。

興奮性を誘発するので夜に飲むと眠れなくなるという意見もありますから、ベストなタイミングとしては朝イチであると思います。ビタミンB6や糖分と共に摂取するとさらに吸収効率が高くなりますから、バナナなどのフルーツや砂糖入りのコーヒーと共に飲むと良いでしょう。

 

アセチルチロシンを飲んでみた感想

アセチルチロシンはすぐにはっきりと効果を感じることのできるスマドラのうちの一つです。

特に「やる気の誘発」と「集中力の向上効果」には目をみはるものがあり、どうしても集中したい時には重宝します。但し、効果の矛先には個人差があるようで、「頭の回転がとても早くなって、一つのことへの集中力というよりは全ての事が気になって今すぐに片付けたくなる」という意見もありました。もちろん、活動的になるので悪いことではないでしょうし、当該レビュアーもポジティブなこととして捉えていました。

アセチルチロシンはチロシンよりも効果の高いものですが、その分、値段も少し高価です。但し、アセチルチロシンとチロシンの両方を試してみた私としては、アセチルチロシンには価格以上のパフォーマンスがあると感じています。現時点で副作用もありません。

 

アセチルチロシンと飲み合わせの良いサプリメント

ビタミンB群

上述の通り、アミノ酸はビタミンB6によって効率的に体内へと吸収されますから、ビタミンB群サプリメントとの飲み合わせは非常に良いです。

ロディオラ・ロゼア、コリン

こちらも上で触れましたが、アセチルチロシンのイライラしてしまう作用を軽減するためにロディオラ・ロゼアと併用している人は多いようです。ロディオラ・ロゼアは高地に自生するハーブで、気持ちをリラックスさせる効果があります。ビタミンB様物質であるコリンもイライラを抑えるサプリとしておすすめです。

DMAE

「アセチルチロシンの”やる気”」と「DMAEの”集中力”」で仕事・勉強の相乗効果が期待できます。個人的にこの組み合わせはとても気に入っていますし、飲み合わせている人も多く見られると感じています。

 

アセチルチロシンサプリの購入方法

アセチルチロシンは国内では流通していないので、輸入品を購入することとなります。私はAmazonかiHerbのどちらか安い方で購入しています。

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サプリメントマニアたる私がサプリを購入する場所は大きく分けて「Amazon」か「iherb」です。同じ商品であれば比較検討し、安い方で購入しています。

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1. Amazonよりも安い場合があること
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5. カスタマーレビューが多く寄せられていて、実際に商品を購入する際の参考になること

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