【ドーパミンを減らさない】ヨヒンベ(ヨヒンビン)の効果と飲んでみた感想
はじめにヨヒンベ(ヨヒンビン)の3つの特徴
「ドーパミンを減らさない」という珍しい効果を発揮するスマドラ
副作用の報告が比較的多いので摂取は慎重に行うこと
やる気・意欲を高めたいあなたにおすすめ
ヨヒンベ(ヨヒンビン)とは?
ヨヒンベとはアフリカに自生するアカネ科の広葉樹で、その樹皮にはアルカロイドの一種である独自有効成分であるヨヒンビン、ラウバシンが含まれます。ヨヒンベの樹皮はアフリカ西部の先住民のバンツー族によって古くから媚薬として用いられてきた歴史があります。
ヨヒンベは特に性機能増進機能を有するとして喧伝されることが多いです。事実、1999年にエクスター大学が行った調査によれば男性機能向上を示唆する結果が報告されているものの、根拠としてはまだまだ不充分で、更なる実証が必要であるところであるのが実情であるようです。
ヨヒンベが性機能増進、やる気・意欲の増進をもたらすメカニズムは、有効成分ヨヒンビンに「興奮を抑制する効果を遮断する」ことによるものとされています。つまり「興奮を増幅させる」のではなく「興奮を鎮めない」効果です。スマドラの中でもこのアプローチはかなり特殊で、独自性のものであると言えます。オンリーワン。
また、ヨヒンベが作用するメカニズムは現時点で明らかになっていないようです。謎多きミステリアスなスマドラ、それがヨヒンベです。
ヨヒンベ(ヨヒンビン)の効果
やる気・意欲の増進
先述の通り、ヨヒンベの性機能亢進効果は明確なものではなく、また、ダイエット効果もあるとされますが実証には至っていません。
しかし、「興奮を鎮めない」効果(ドーパミン再取り込み阻害効果)があることは確かなようです。ドーパミンは私たちのやる気や行動力の源となる脳内神経伝達物質ですから、ヨヒンベに「やる気や意欲の増進」効果があるのではないかと推測されます。また、性機能亢進においても物理的というよりは、精神的な作用があるものと思われます。
ヨヒンベのもたらす効果についてはまだまだ研究途上であり、今後の実証が待たれるところです。
ヨヒンベ(ヨヒンビン)に副作用はある?
ヨヒンベは効果があまりにも劇的で、副作用の報告がかなり多いのが実情です(高血圧、頭痛、不安、めまい、嘔気、嘔吐、不眠、震えなど)。大量摂取・長期間の摂取で深刻な健康被害をもたらすこともあり「劇薬」と表現されることさえあります。
ヨヒンベはダイエット効果、性機能増進、抗うつを謳って宣伝・販売されることが多く、「もっと効果を!」とついつい過剰・長期的に摂取してしまいがちです。ヨヒンベの「興奮を鎮めない」効果は大量に摂取しても効果が増幅されるわけではなく、副作用ばかりが発現してしまうので摂取量には注意が必要です。
小児や高齢者、妊娠・授乳中の女性は摂取を避けるべきです。
ヨヒンベ(ヨヒンビン)の基準摂取量
ヨヒンベには特に基準摂取量が定められているわけではありませんが、上述のように副作用や健康被害のリスクが高めですので、摂取する場合には商品に明記されている摂取量の目安を遵守した上で、継続的な摂取は避けるようにしましょう。
『信じたらカラダを壊す有名健康法100—ウソ! 大げさ! 根拠なし!』(鉄人社編集部、P166)には「使用する際には、一日15mgぐらいから始めよう」と記述されています。
ヨヒンベ(ヨヒンビン)を飲むタイミング
ヨヒンベにおける消化器系の副作用を避けるためには、食事や軽食と共に服用するのが良いと思われます。また、夜に飲むと興奮で眠れなくなる可能性があるので注意が必要です。
ヨヒンベ(ヨヒンビン)を飲んでみた感想
私はヨヒンベの副作用リスクが気になって現時点で実際に服用してはいません。但し、下記2点で魅力的なスマドラであるとは思います。
1. 医薬品としては認定されていること。劇薬として使用が禁止されているわけではありません。従って、用法用量を守って使用すればメリットはあると考えます。
2. 独自性の高い作用であること。スマドラやサプリメントにおいて「ドーパミン量を増やす」とされる商品は多くありますが(チロシン、エゾウコギ、ドーパムクナなど)、「ドーパミンを減らさない」効果をもたらすものは寡聞です。うつ病治療においても「セロトニンを増やす」アプローチと「セロトニンを減らさない」アプローチがあって、いずれの方法に効果があるかについては個人差があるので、ヨヒンベと相性の良い人がいないとも限りません。
ヨヒンベ(ヨヒンビン)サプリの購入方法
ヨヒンベは国内では販売されていないので、iherbなどの海外サイトで購入する必要があります。EUなど海外ではヨヒンベを規制する動きがあり、日本国内でも2018年には一部スマドラに規制が入り個人輸入でも購入できなくなったことは記憶に新しいです。ヨヒンベを試してみるなら万が一規制がかかる前の今のうちであると思います。