【最強のアッパー系】エゾウコギを3ヶ月間飲んでみた感想とその効果
はじめにエゾウコギの3つの特徴
人気の高い天然ハーブの一種
β-エンドルフィンの分泌を促進する
疲労感に抵抗する作用がある
エゾウコギとは?
エゾウコギはシベリアや中国北部、日本では北海道の厳寒地に自生するウコギ科の植物です。エレウテロ、シベリア人参、シベリアンジンセンとも呼ばれます。ただ、シベリア人参と言えども同じく薬用とされる朝鮮人参とは深い関係がありません。有効成分も異なります。
北海道のアイヌ民族や古代中国においては古来より漢方薬として用いられてきましたが、広く注目を浴びるようになったのはソ連の選手団がエゾウコギエキスを身体能力向上のために利用して好成績をあげた1980年のモスクワオリンピックです。ちなみに、ロディオラ・ロゼアというアダプトゲンも同じ経緯で広く研究の対象となりました。
エゾウコギは北海道に自生していることから日本では人気のサプリメントのうちの一つです。後述しますが、副作用も少ないことも特徴です。
エゾウコギの効果
β-エンドルフィンの分泌促進
エゾウコギの主成分であるエレウテロサイド(シリンジン)Eには「脳内モルヒネ」とも呼ばれる脳内神経伝達物質β-エンドルフィンの分泌を促進する作用があります。「モルヒネ」と聞くと何やら物騒なイメージが湧いてしまうかもしれませんが、その心配は無用です。
私たちがゲガをした時に初めは痛みを感じますが、傷が治っていないにも関わらずすぐに痛みだけは和らいでいきます。これはまさにβ-エンドルフィンの鎮痛作用によるものです。また、運動への応答としてもβ-エンドルフィンは分泌されて疲労感を緩和します。これは「ランナーズ・ハイ」(長時間走り続けていると、ある時点で疲れがスッと消えて気分が高揚してくる作用)と呼ばれる現象です。
私たちの日常生活においてもβ-エンドルフィンが正常に分泌されることによって、下記の作用が期待できます。
疲労感への抵抗力・滋養強壮
β-エンドルフィンはフィジカルとメンタル双方に抗疲労効果があるとされます。モスクワオリンピックのソ連選手やランナーズ・ハイ効果はその証左でしょう。肉体はまだまだ動けても脳が「疲れた、限界だ」と司令を出してしまえば身体は動かなくなってしまいます。β-エンドルフィンはその疲労感への抵抗力を増進します。
従って、β-エンドルフィンを促進するエゾウコギは現代で忙しく働く私たちにも高い効果が期待できます。「疲れた感じがしてやる気が出ない」という症状を和らげる他、「もうひと踏ん張り頑張る」という活力の源にもなり得ます。
抗ストレス作用・精神の安定
β-エンドルフィンは体内のNK細胞と結びつくことによって細胞を活性化します。結果、ストレスと戦う力の原動力となります。ストレスに打ち勝つ力があることによってメンタルが安定することにも繋がります。
抗うつ作用
抗ストレス作用とも関連することですが、エゾウコギは抗うつ作用のあるサプリメントとしても名の知れたものです。はっきりとしたエビデンスはまだないのが現状ですが、人によっては目覚ましい効果をあげる場合もあるようです。
集中力の増進
β-エンドルフィンは脳の神経回路を作り変えることによって前述の疲労への抵抗力を増進するわけですが、同様の働きによって集中力を増進、思考をクリアにしてポジティブにする作用もあります。
その他、エゾウコギに含まれる有効成分
エゾウコギにはその他、トリテルペノイド系の配糖体、クマリン配糖体、各種フラボノイドが含まれており、下記の効果があるとされます。
・代謝の促進
・抗酸化作用
・自律神経を整える
・食欲増進
・免疫力の向上(風邪をひきにくくする)
エゾウコギは抗ストレス作用などいざという時に効果を発揮するだけでなく、免疫力の向上など普段からの健康効果も認められているということです。まだまだ研究段階のアダプトゲンですが、その効用は大いに期待されています。
エゾウコギに副作用はある?
エゾウコギは比較的副作用の少ないサプリメントですが、下記の副作用が確認されています。
婦人科系の疾患を持つ人、妊娠・授乳中の女性は使用を控える
エゾウコギに含まれるピノレジノール・ジクロコサイドは女性ホルモンと似た働きをするため、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、乳がんなどの婦人科系の疾患を持つ人は使用を控えるべきです。妊娠・授乳中の使用も安全性の確認がされていないので、注意が必要とされます。
高血圧の人は注意が必要
ドイツ連邦保健省は、エゾウコギは高血圧患者には使用しないように注意喚起をしています。
その他の副作用
医薬品との干渉の可能性も指摘されているので、日常的に飲んでいる薬がある人は医師に相談しましょう。また、憂うつ、いらつき、眠気、不安などの報告があります。個人差があると思われ、私は副作用を感じていないのですが、念のためにそのような症状を感じたら使用を控えるか摂取量を減らしましょう。
エゾウコギの基準摂取量
エゾウコギには特に基準摂取量は定められていませんが、市販のサプリメントでは一日およそ800mg〜1500mgの摂取が銘記されています。サプリメントに書かれている基準を遵守して摂取しましょう。
エゾウコギを飲むタイミング
エゾウコギを飲む適切なタイミングは特にないようです。空腹時に飲むことで吸収効率が高まるとされます。私は朝イチか寝る前に飲んでいます。
また、耐性がつくとの意見もあるので、長く効果を実感するためには数日毎に飲んだり数週間飲み続けて数日休んだりなど、適宜効果の高そうな摂取方法を選択すると良いと思います。
エゾウコギを飲んでみた感想
エゾウコギは比較的即効性のあるサプリメントであると感じています。他のレビュー同様、朝イチで飲むと身体が火照る感じがして、エンジンがかかります。集中力の増進効果を確かに実感しています。
個人ブログ等でエゾウコギを飲んでみて「最強サプリメント」として推している人がかなり多く見られることからも、信頼性の高いサプリメントの一つであると私は考えています。効果に個人差があることを考慮しても試してみる価値は充分にあるでしょう。
私はアッパー系のアダプトゲン(抗ストレス作用のあるハーブ)としてエゾウコギを、抑制系のアダプトゲンとして同じく厳寒地原産のロディオラ・ロゼアを組み合わせて飲んでいます。いずれも抗ストレス・抗うつ、集中力の増進、疲労回復作用があるとされ、その効果を実感しています。
エゾウコギサプリの購入方法
エゾウコギのサプリメントは国産品と輸入品とを入手できます。国産品は到着までが迅速、輸入品はコスパが良いです。私はAmazonかiHerbで輸入品を定期的に購入していますが、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
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▲国産品で一番人気の定番エゾウコギサプリメント。
▲輸入品。日本でも人気の米サプリメント大手NOW社の商品。エレウテロ=シベリアンジンセン=エゾウコギです。
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