【エネルギーの7割を生産】ナイアシン(ビタミンB3)の効果と飲んでみた感想

はじめにナイアシン(ビタミンB3)の3つの特徴

 ビタミンB群の一種で、エネルギー生産に大きく関わる

 強い抗不安作用があるともされる

 サプリメントとして摂るならビタミンB群サプリとしてまとめて摂取するのがおすすめ

ナイアシン(ビタミンB3)とは?

ナイアシンとは、ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で、体内で最も多く存在する水溶性ビタミンです。体内へはニコチン酸として吸収され、ニコチン酸アミドに変化します。名前は似ていますが、タバコに含まれる「ニコチン」とは全く関係のない物質です。ナイアシンはビタミンB群の一種であり、ビタミンB3と呼ばれることもあります。

ビタミンB群には糖質やタンパク質、脂質を代謝しエネルギーを作り出すという重要な働きがありますが、そのうちの6割〜7割はナイアシンが担っています。この作用は神経細胞においてもエネルギーを産出することに繋がるので、記憶力や集中力の緩やかな改善の他、セロトニン等の脳内神経伝達物質の分泌を促進し、抗ストレス、抗不安、抗うつなどの精神安定作用も期待できるとされます。

また、ナイアシンはアルコールが体内で代謝される際に生成される毒素アセトアルデヒドの分解や、老化の原因である活性酸素の除去も担っています。私のようにアルコールが好きで毎晩飲んでしまう人にとっては特に重要な栄養素であると言えるでしょう。下記、ナイアシンの特にスマドラとしての効果を挙げていきましょう。

 

ナイアシン(ビタミンB3)の効果

上述の通り、ナイアシンにはエネルギーの代謝の他、血管拡張作用が認められており、脳にとって良い影響を与えます。

認知能力の向上

ナイアシンは記憶力や集中力を増強する作用があります。アメリカにおける高齢者を対象にした長期追跡調査では、食事やサプリメントによるナイアシンの摂取が多いほどアルツハイマー病リスクや認知機能低下が抑えられていました。

精神安定作用

ナイアシンには強い抗不安作用があるとされています。不安というのは将来に対するリスクマネジメントを促す感情であり一概に悪いというわけではありませんが、必要以上に不安になってふさぎ込んでしまうのは問題です。同様にして、うつ状態も人体に備わった自己防衛システムの一つですが、深刻化してしまって社会生活が営めなくなってしまうのは本意ではありません。

人体がストレスにさらされると、脳内ではそれに対抗するために様々な神経伝達物質が生成されると共に膨大なエネルギーが消費されます。そのエネルギーが底をついてしまったとき、私たちは不安やうつ状態に敗北してしまうわけです。

ナイアシンのエネルギー生産能力に伴う精神安定作用には非常に定評があり、うつ病対策としてナイアシン摂取が勧められる場合もあるほどです。ナイアシンは水溶性でありほぼ無害であることがわかっているので、気分がすぐれない時には試してみる価値はあるでしょう。

疲労回復

先述の通り、ナイアシンはエネルギー生産の6割〜7割を担っていますので、疲労回復に大きな役割を果たすことが強く推測されます。

また、疲労というのは体が疲れているというよりは、脳が疲れているのです。脳が「疲れた」と指令を出すために身体が動かなくなったり、やる気が出なかったりするわけです。つまり、脳の元気を促すナイアシンによって疲労回復が期待できるということです。

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ナイアシン(ビタミンB3)に副作用はある?

ナイアシンは適切に摂取する限り、安全性が確認されています。過剰摂取により皮膚のかゆみ等を引き起こすとされますが、これはヒスタミンが遊離することで引き起こされるものとされています。

 

ナイアシン(ビタミンB3)の基準摂取量

「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書“によれば、ナイアシンの1日の推奨摂取量は「成人男性で約15mg」「成人女性で11〜12mg」とされています。

日常の食生活でナイアシンが欠乏することはまずないとされますが、大量の飲酒によって毒素アセトアルデヒドの分解のために代謝され欠乏してしまう可能性があります。

 

ナイアシン(ビタミンB3)が含まれる食べ物

ナイアシンは魚介類や大豆に多く含まれています。ナイアシンは熱に強いので、加熱調理をしても成分が分解されることはありません。焼きたらこ、焼き魚、煮魚、魚の缶詰でもきちんと摂取することができます。非常に心強いです。

 

ナイアシン(ビタミンB3)を飲むタイミング

サプリメントにて摂取する場合、脂溶性であるナイアシンは食事とともに服用すると吸収率が高まりますので、食前や食後に飲むと良いです。

また、ビタミンB群はそれぞれが協同して働くため、ナイアシンを単体で摂取するよりもビタミンB群サプリを摂ったほうが効果が高いです。

 

ナイアシン(ビタミンB3)を飲んでみた感想

ナイアシンのサプリメントは摂取していないのですが、ビタミンB群サプリは定期的に摂取しています。特に肉や魚が不足しがちの食生活に偏ってしまっている時にはパワーの源として重宝しています。

余談ですが、推奨されることではないかもしれないものの、巷では「ビタミンB群サプリを過剰摂取すると疲れが取れて、やる気や元気が出る」と言われています。摂取目安の2倍〜3倍程度でしょうか。ビタミンB群は一時の過剰摂取によって著しく健康を損なうものではないと思うので、一度試してみたいとは思っています。

 

ナイアシン(ビタミンB3)サプリの購入方法

ナイアシンのサプリメントは国内では流通しているものがほぼなく、輸入品を購入することになります。

▲米サプリメント大手Nature’s Way製のナイアシンサプリメントです。非常に安価です。

 

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