あなたに合ったナイアシンサプリの選び方。定番の5品を比較

ナイアシンはカナダの精神科医エイブラハム・ホッファー博士によって初めて詳細な試験が行われ、「アルツハイマー病の改善」「うつ病や統合失調症などの心の病の改善」「健常者の記憶力の向上」などの効果が実証されています。

副作用も極めて少なく安全に運用できるのが特徴であり、ナイアシンの大量摂取が心身の健康を増進するとの見方が近年では強まっています。下記ではナイアシンサプリの選び方を検証し、おすすめサプリメントを用途別に5品提示していきます。

1. Nature’s Way ナイアシン 100mg

ナイアシンサプリを100mg以上の高用量で摂取すると「ナイアシンフラッシュ」という皮膚の紅潮や痒みを伴う症状が発現することがあります。

このナイアシンフラッシュは有害な副作用ではありません。体内のヒスタミンが血中に溶け出すことで起きる一過性の正常な生体反応です。一部ではナイアシンフラッシュで花粉症などのアレルギー反応が抑えられるという噂がありますが、科学的根拠はないのが現状です。

このナイアシンフラッシュは少量のナイアシンの摂取から始めて身体を慣らすことで発現しにくくなります。市販のサプリメントではこの「Nature’s Way ナイアシン100mg」が最も含有量の少ないものですので、ナイアシンフラッシュを避けつつナイアシンの健康効果を享受したい場合には、このサプリメントがおすすめできます。

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2. Source Naturals ナイアシン 250mg

ナイアシンフラッシュをあえて引き起こして解毒されたような快感を得ている人も多いです。上で述べた通り、ナイアシンフラッシュに実際の解毒作用や何らかの効果があるかどうかは現時点では不明ですが、「解毒されてスッキリしたような感じ」がクセになるようです。「ナイアシンはフラッシュこそが重要」と言い切っている書籍もあると聞きます。

ナイアシンフラッシュを求めてナイアシンサプリを用いる人はおよそ250mg〜300mg程度を摂取しているようです。厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書によれば、ナイアシンの耐用上限量は250〜350mgNEですから、上限ギリギリのほぼ無害である摂取量であると言えます。

 
※耐用上限量=副作用なく安全に摂取できる量

※ナイアシン当量(mgNE)=ナイアシン(mg)+1/60 トリプトファン(mg)

 
従って、ナイアシンフラッシュのために常用するなら「Source Naturals ナイアシン 250mg」が推奨されます。

 

3. NOW Foods ナイアシン 500mg

上で述べたようにナイアシンの耐用上限量は250〜350mgNEであり、重篤な副作用である肝毒性が懸念されるのは1日3,000mg以上の摂取とされています(肝毒性は全くないとの見解もあり、一致していない)。

従って、1日500mgの比較的高用量の摂取による重篤な副作用は今のところ確認されていないどころか、冒頭で述べたエイブラハム・ホッファー博士は高用量の摂取を推奨し、自身でも大量摂取を実践しています。

従って「ナイアシンフラッシュの効果」且つ「大量摂取の効果」を享受した場合には「NOW Foods ナイアシン 500mg」のサプリメントが推奨されます。但し、人によっては頭痛、吐き気、下痢、蕁麻疹などの軽微な副作用が出る可能性があるので、最初は100mg程度から始めるのが良いと思います。

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4. NOW Foods ナイアシン(フラッシュフリー) 250mg

ナイアシンフラッシュが起こらないナイアシンサプリです。体内に取り込まれてからナイアシンがゆっくりと分解される(徐放性)ことがフラッシュの起こらないメカニズムです。

徐放性ナイアシンは1日2,000mgの摂取で肝障害の可能性があると指摘されており、上で示した通常のナイアシンサプリの3,000mgよりも少量で肝毒性をもたらす可能性があるようです。ただ、2,000mgというのもよっぽどの大量摂取ですので、サプリを毎日1粒飲む程度であれば気にしなくて良いでしょう。

通常のナイアシンサプリと比べて効果に遜色はないものと思われます。フラッシュを起こしたくない人にはおすすめできます。

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5. NOW Foods ナイアシンアミド 500mg

ナイアシンアミドはナイアシンの一形態であり、ビタミンとしての機能はナイアシンと全く同様でありながら、フラッシュを起こさないのが特徴です。

レビューによれば吐き気を引き起こすこともなかったという意見もあり、摂取にあたっては全体的に副作用が抑えられるようです。全体的にレビューのスコアもナイアシンよりもナイアシンアミドのほうが高い傾向にあることが観察されています。効果が高いからというよりは、副作用の少なさに起因するものと思われます。

ナイアシンフラッシュを避けたい人にも、初めてのナイアシンサプリを選ぶ人にもおすすめできるものです。

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